「かぐや様は告らせたい」がついに完結し、ファンの間で話題になっています。
作者である赤坂アカが手掛けたこの恋愛頭脳戦ラブコメディは、2015年に連載を開始し、最終回では多くの感動と驚きをもたらしました。
本記事では、『かぐや様は告らせたい』のあらすじや主要登場人物を紹介しつつ、最終回が炎上した理由や連載終了の背景についても深掘りします。
また、完結後の展開がどうなったのか、ネタバレを含めて詳しく解説し、ファンの感想や分析も交えて紹介します。
最終巻が発売されたのはいつなのか、さらに続編はあるのかなど、「かぐや様は告らせたい」の漫画の完結に関する情報を余すところなくお届けします。
ポイント
- かぐや様は告らせたいの最終回のあらすじと登場人物のその後
- 最終回がなぜ炎上したのか、その理由
- 作者が連載終了を決断した背景と理由
- 漫画完結後に続編があるかどうか
かぐや様は告らせたいの漫画は完結してる?
作者と作品背景
『かぐや様は告らせたい』の作者は赤坂アカ氏で、もともと原作専門の志望でしたが、絵も自ら手掛けることとなりスタートした作品です。
この作品は、2015年5月から「ミラクルジャンプ」で連載を開始し、その後「週刊ヤングジャンプ」に移籍して本格的に連載が続きました。
赤坂氏は自らの絵に自信がなかったものの、物語の展開や独自のユーモア、キャラクターの魅力がファンの心をつかみ、結果として大ヒットとなりました。
作品背景として、『かぐや様は告らせたい』は恋愛をテーマにした頭脳戦ラブコメディで、主要キャラクターがプライドをかけて「相手から告白させる」という心理戦を繰り広げる点が最大の特徴です。
天才たちの駆け引きとその背景にあるコミカルなシチュエーションが、多くの読者に強い印象を与えました。
特に、赤坂氏が描く複雑なキャラクター描写と、繊細な恋愛感情の描写が高く評価され、アニメ化や実写映画化もされています。
また、赤坂氏はこの作品で作画に限界を感じたことをきっかけに、漫画家からは引退し、今後は原作に専念することを宣言しました。
この決断により、赤坂氏は他の作品にも力を注ぎ、現在連載中の『【推しの子】』などの人気作においても大きな成功を収めています。
あらすじと登場人物
『かぐや様は告らせたい』のあらすじは、秀知院学園というエリート校を舞台に繰り広げられる恋愛頭脳戦が中心です。
この学園の生徒会で副会長を務める四宮かぐやと、生徒会長の白銀御行(しろがね みゆき)は、互いに好意を持ちながらも「相手から告白させた方が勝ち」という信念を持ち、告白を巡る心理戦を展開します。
主要登場人物は以下の通りです。
登場人物 | 役割 | 特徴・性格 |
---|---|---|
四宮かぐや | 生徒会副会長 | 天才的頭脳を持つが、恋愛に不器用。プライドが高い。 |
白銀御行 | 生徒会会長 | 努力家で成績トップだが、経済的には苦労している。 |
藤原千花 | 生徒会書記 | 明るく元気なムードメーカー。天然で空気が読めないところがある。 |
石上優 | 生徒会会計 | 暗い過去を持ちつつも、芯の強いキャラクター。藤原に好意を抱いている。 |
早坂愛 | 四宮家のメイド | クールで優秀。かぐやを陰ながらサポートし続ける存在。 |
物語は、かぐやと御行の駆け引きを中心に進みますが、時折シリアスなエピソードや、他の生徒会メンバーの成長も描かれます。
藤原千花の無邪気な言動が物語にコミカルさを加える一方、石上優や早坂愛などのキャラクターがシリアスな側面を担い、物語に深みを与えています。
秀知院学園の内部事情や、四宮家の複雑な家族関係など、ラブコメディにとどまらず、時折重厚なストーリー展開が見られるのも本作の魅力です。
また、登場人物の心理描写や人間関係の進展が絶妙で、最終話に向けてそれぞれのキャラクターが成長し、物語は大団円を迎えます。
最終回はなぜ炎上したのか
『かぐや様は告らせたい』の最終回は、一部の読者から批判を受け、SNS上で「炎上」しました。
最も議論を呼んだのは、最終巻に登場するサブキャラクター柏木渚の妊娠エピソードです。
このエピソードが、ギャグ調で描かれたことが問題視されました。
高校生という年齢での妊娠というデリケートなテーマが、笑いの要素として取り上げられたことに対して、倫理的に問題があると感じた読者が多く、特に未成年の妊娠を軽視していると感じた意見が多く見られました。
また、作品全体に対しても、「急ぎ足で終わらせた」「キャラクターの成長が十分に描かれていない」という意見も一部で見られました。
特に石上優や伊井野ミコといったサブキャラクターのエピソードが不十分と感じた読者が多かったことも、最終回が炎上した原因の一つです。
一方で、すべての読者がこのエピソードに否定的なわけではなく、作品全体の軽快なトーンを維持しながら、終わりに向かう展開を受け入れたファンも多くいました。
ただし、こうした賛否両論が生じたことで、最終回は炎上という形で広く注目を集める結果となりました。
連載終了の理由とは
『かぐや様は告らせたい』の連載終了は、作者である赤坂アカ氏の意図によるものです。
もともと「主人公2人の恋愛頭脳戦を描き切った」という達成感が背景にあります。
物語の中心である四宮かぐやと白銀御行の関係が進展し、恋人同士として正式に付き合った時点で、主要なテーマが完結していると感じたため、作者は「もう描くべきことは終わった」と判断したとされています。
さらに、赤坂アカ氏自身も以前から漫画家としての作画に対する限界を感じていたと公言しています。
彼は絵よりもストーリー作りに強い興味を持っており、今後は原作に専念したいとの意向を示していました。
連載中の『【推しの子】』などで原作としての成功を収めたことも、この決断を後押ししたといえます。
また、キャラクターや物語の成長を丁寧に描いてきたため、無理に引き延ばすことを避け、シリーズをきれいに完結させることを優先したことも理由の一つです。
最終話では登場人物のその後の人生が描かれ、それぞれが新しい道を歩む姿が描かれており、連載終了のタイミングとしては妥当であると考えられます。
このように、物語の完結と作者のクリエイティブな方向性の変化が、連載終了の主な理由でした。
『かぐや様は告らせたい』連載終了にあたって。 pic.twitter.com/D3QiQgcjB1
— 赤坂アカ (@akasaka_aka) November 3, 2022
かぐや様は告らせたいの漫画の完結後の展開
完結したその後の展開は?
『かぐや様は告らせたい』が完結した後、物語の展開が続くことは公式に否定されています。
作者の赤坂アカ氏は、インタビューで「大学生編や社会人編を描く予定はない」と明言しています。
このため、かぐやたち生徒会メンバーの物語は、秀知院学園での卒業をもって幕を下ろすこととなります。
最終話で描かれた内容では、かぐやと白銀御行が卒業後も遠距離恋愛を続け、未来に向けて「結婚させるための頭脳戦」を繰り広げるという形で、読者に余韻を残しながら物語は締めくくられました。
また、石上優と伊井野ミコの恋の行方についても描かれましたが、明確な結末は提示されておらず、2人が今後どうなるかは読者の想像に委ねられています。
ただし、テレビアニメ版や劇場アニメ版の新作が発表されており、これらのメディアを通して、ファンはかぐやたちの物語を引き続き楽しむことができます。
また、赤坂氏が他の作品を手がけていることから、将来的に『かぐや様』の世界観を共有するようなサプライズ的な展開がある可能性も完全には否定できませんが、現在のところ続編の公式な予定はありません。
全28巻で完結!最終巻の発売日はいつだったのか
『かぐや様は告らせたい』の連載は、2022年11月2日発売の「週刊ヤングジャンプ」49号で最終回を迎えました。
連載期間は約7年半にわたり、2015年5月に「ミラクルジャンプ」で始まり、その後「週刊ヤングジャンプ」に移籍して継続しました。
最終的に全271話が掲載され、物語の中心であるかぐやと白銀御行の関係は、卒業を迎える最終回で一段落つきます。
最終巻である28巻は、2022年12月19日に発売されました。
この最終巻では、物語の大団円に加え、サブキャラクターのエピソードやその後の展開も描かれています。
これにより、かぐや様の物語は、漫画としても一つの節目を迎えることとなりました。
完結にあたっては、物語が途中で打ち切られるような形ではなく、きちんと結末に向けて構成されていたことが評価されており、多くのファンにとって満足度の高いフィナーレとなりました。
完結の時期や展開についての情報を知っていることで、これから作品を読む人や、すでに読んでいる人も作品の終わり方に安心感を持てるのではないでしょうか。
完結した28巻の感想と分析
『かぐや様は告らせたい』の完結に対する感想は、読者から高評価と賛否両論の両面が見られます。
まず、多くの読者が絶賛したポイントは、主要なテーマである「恋愛頭脳戦」を描き切ったことです。
かぐやと白銀の駆け引きが最終的に恋人関係に発展し、その後の「結婚させるための頭脳戦」へと自然に移行する流れは、シリーズ全体のテーマをしっかりと締めくくる形で終わりました。
また、主要キャラクターだけでなく、サブキャラクターにも丁寧なエピソードが描かれており、物語全体としてのバランスも保たれています。
特に、石上優や伊井野ミコの関係性、早坂愛の独自のストーリー展開などが物語に深みを与え、キャラクターそれぞれが成長していく姿がしっかりと描かれていることは、多くのファンに支持されています。
一方で、批評的な意見としては、一部のキャラクターの扱いが不十分だったと感じる読者もいました。
特に石上優や伊井野ミコのエピソードは、結末に向けて急ぎすぎたと感じる人も少なくありません。
また、ギャグとシリアスのバランスが最終章でやや崩れたと感じた読者もおり、特に最終話での妊娠エピソードがギャグとして使われたことに対する違和感を抱いた意見もあります。
全体的に、『かぐや様は告らせたい』の完結は、多くのキャラクターとテーマをしっかりまとめ上げたことから、評価されるべき作品です。
ただし、デリケートなテーマの扱い方や急展開に対する一部の批判もあり、全体的な完成度の高さの中に、個々のエピソードに対する意見の分かれがあったことは事実です。
漫画の最終回(完結)のネタバレ
『かぐや様は告らせたい』の最終回は、かぐやと白銀が卒業式を迎え、それぞれ新たなステージへと進む姿が描かれています。
白銀はハーバード大学に進学するためアメリカへと旅立ち、一方でかぐやもまた彼を追って同じ大学に進学することが決まっています。
このように、物語は彼らの将来に希望を持たせた形で完結していますが、ここからも新たな「頭脳戦」が続くことが示唆されています。
物語のクライマックスでは、生徒会メンバー全員が集まり、白銀の卒業を祝福します。
特に感動的なシーンとして、白銀に対して「卒業証書」を贈るというサプライズイベントが行われ、生徒会の絆が深いことが強調されています。
また、かぐやと白銀の恋愛は最終的に結婚に向けて進むことがほのめかされていますが、プロポーズに至るまでの駆け引きはまだ続いている様子が描かれています。
かぐやは「どうやって白銀にプロポーズさせるか」を考え続け、白銀もまた「いつプロポーズすべきか」に悩んでおり、二人の恋愛頭脳戦はまだ終わっていないことが示されています。
一方、サブキャラクターに関してもいくつかの結末が描かれています。
石上優と伊井野ミコの関係性は微妙なままですが、二人が将来どうなるかは読者の想像に委ねられています。
また、藤原千花については、特定の恋愛描写はないものの、彼女が引き続き明るく楽しいキャラクターとして描かれていることが印象的です。
まとめ:かぐや様は告らせたいの漫画完結の裏側!最終回のネタバレとその後の展開を徹底解説
- 『かぐや様は告らせたい』の作者は赤坂アカで、元々は原作志望だった
- 2015年5月に「ミラクルジャンプ」で連載がスタートした
- その後「週刊ヤングジャンプ」に移籍し、連載を続けた
- 恋愛頭脳戦をテーマにしたラブコメディである
- 主要キャラクターは、四宮かぐやと白銀御行
- 生徒会の中で、互いに「相手から告白させる」心理戦を繰り広げる
- 作品は2019年にアニメ化され、さらに実写映画化もされている
- 赤坂アカは作画に限界を感じ、漫画家を引退し原作に専念することを発表
- 最終回は271話で、2022年11月2日に連載を終了した
- サブキャラクターのエピソードも丁寧に描かれている
- 最終巻で、各キャラクターが成長し、新たな未来に進む姿が描かれている
- 結末はかぐやと白銀の遠距離恋愛が続く形で締めくくられた
- 柏木渚の妊娠エピソードがギャグとして描かれ、炎上したことがある
- 『かぐや様』の続編については公式に否定されている
- 赤坂アカは現在『【推しの子】』などの原作で成功を収めている
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